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2025年5月月3日、那覇市内であった改憲派の集会で、自民党の西田昌司参議院議員が、沖縄戦の実態を伝える糸満市のひめゆりの塔について「歴史の書き換え」などと発言し、県内から抗議が相次いでいます。
一部報道によると、2025年5月3日の憲法記念日の集会で自民党の西田昌司参議院議員は、糸満市のひめゆりの塔について数十年前に訪問したとして「日本軍が入ってきてひめゆり隊が死んだ。そしてアメリカが入ってきて沖縄が解放されたとの文脈で書かれていた」などと主張。「ひどい。歴史の書き換えだ」などと述べたということです。
この発言について西田議員が、2025年5月7日に東京で会見を開き、このように釈明しました。
西田昌司参院議員は、「新聞報道では違う形で切り取られて出ている。勝手に切り取られた情報で記者の思い込みで記事が作られて、報道が広がるのに危うさを感じる」と述べました。
西田議員は、発言を認めたうえで報道について「切り取り」などと主張し撤回はしない考えを示しました。
一方、自民党県連は西田議員の発言について党本部に抗議する方針を決めたときょうの会見で明らかにしました。
自民党沖縄県連・島袋大会長は「ああいう発言は県民にとっては厳しい。地上戦を経験した沖縄県だからこそ思いは同じだ」と述べました。
また、玉城知事は2025年5月7日に、西田議員の発言について「沖縄戦の実相をゆがめる由々しき発言」と述べています。