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夏の全国高校野球で、きのう秋田県代表の金足農業(かなあし・のうぎょう)に勝利した沖縄尚学!終盤まで1点を争う緊迫した試合展開となりました。アルプススタンドからも沖尚ナインを後押しする熱い声援が送られました。

戸田アナウンサー「いよいよ沖縄尚学の初戦が始まります、3塁側アルプススタンドも気合い十分です!」
沖縄尚学 照屋温大 応援団長「球場は暑いんですけど、僕たち応援団はもっと熱いです!金農旋風に負けず絶対勝つぞ!」

アルプス席の応援を背に、夏の甲子園、初戦を迎えた沖縄尚学!沖縄尚学の先発2年生エース末吉良丞は140キロ台のストレートとキレのある変化球で次々と三振を奪っていきます。

夏の甲子園・沖縄尚学「初戦」 接戦を制し突破
沖縄尚学 末吉 良丞選手「(甲子園は)春も経験しているので緊張はなかったが」「3年生は最後の大会という気持ちを背負って投げていた」「まっすぐのコースの投げ分けができたことで」「早いカウントで追い込むことができた」

末吉は、5回までに10個の三振を奪い金足農業打線を封じます。晴れの舞台に立つ「末吉」をスタンドから応援する女性の姿がありました。

末吉良丞選手の母 末吉 伊織さん「すごいですね!ナイスピッチングです」「(後半も)勝利に繋がるピッチングをしてくれると思うので」「いつも通りの良丞で頑張ってほしい」

試合は6回まで均衡が破れず、両チームのスコアーボードに「0(ゼロ)」が並ぶなか、アルプススタンドでは応援を盛り上げ、ナインに勇気を届ける友情応援・ブラスバンドの演奏がありました。

友情応援 尼崎市立尼崎高校吹奏楽部 芽野 美海 部長「(県大会の)配信を見ながらウキウキしながら」「沖縄尚学さんを待っていたので」「今日はすごく暑いんですけど暑さに負けず151名全員で選手の皆さんの力になれるように頑張っていきます。」

試合が動いたのは7回ウラ。沖縄尚学は1アウトから3番・比嘉大登、センター前に弾き返し、この日チーム初ヒット。その後、盗塁とヒットで2アウト1・3塁のチャンスを作ります。打席には6番 阿波根 裕。金足農業エース・吉田大輝(よしだ・たいき)にツーストライクと追い込まれますが

夏の甲子園・沖縄尚学「初戦」 接戦を制し突破
沖縄尚学 阿波根 裕選手「1打席目2打席目とチャンスの場面で情けない内容で終わっていたので」「次は打ってやろうと打席に入った」

打球はサードの横を鋭く抜け、タイムリーヒットに!沖縄尚学1点をもぎ取ります。

沖縄尚学 阿波根 裕 選手の父 聡さん「やってくれました!」「プレッシャーの中、いいバッティングをしてくれたと思う」
沖縄尚学 阿波根 裕 選手の母 久美子さん「ドキドキで見られなかった」「緊張しました」「よかったです」「ここから勢いに乗ってチーム一丸となって頑張ってほしい」

先発の末吉は、この日、この1点で十分でした。金足農業から14個の三振を奪う快投。完封勝利で2回戦にコマを進めました。

夏の甲子園・沖縄尚学「初戦」 接戦を制し突破
沖縄尚学 末吉 良丞 選手「後ろで3年生が守ってくれているので心強いと思った」「スコアボードに0を並べることができて良かった」

沖縄尚学・2回戦の相手は、きのうの第4試合で、奈良代表・天理に勝利した徳島県代表の鳴門高校です。

きのうは、本当に手に汗握る沖縄尚学の初戦となりました。日程が順調に進めば、13日の第2試合の予定です。試合前日には、鳴門(なると)高校のチーム分析や注目選手などを沖縄尚学の意気込みと共に現地からレポートでお伝えする予定です。