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古謝景春前市長の失職に伴う南城市長選挙が14日に告示され、前の県議2人が立候補を届け出ました。一方、出馬の動向が注目された古謝前市長は、立候補しませんでした。

南城市長選挙に立候補したのは届け出順に元県議の大城憲幸さんと前県議の座波一さんです。

「未来への責任」を掲げ立候補した大城さんは、「子育て支援や農業の振興、循環型のまちづくり」などの基本政策を掲げ、「市民と共に、市民のための政治を作り上げる」と強調。派閥を超えた協同の市政をつくっていきたいと訴えました。

大城憲幸候補『混乱している南城市だからこそ、市民生活にこだわりたい。市民1人1人の笑顔にこだわりたい、だからこそ選挙はとにかく私と市民で作り上げることができれば、本当の意味での市民主体の市政、市民主役の市政、市民をしっかりと向いた政治、それができる』

一方、市議会の保守系議員などの推薦を受けた座波さんは、「南部東道路の全線開通や経済産業拠点の整備」などを主要政策に掲げ、「市民目線で声を聞き、耳を傾ける市政が必要」と強調。南城市を立て直し、市民の信頼を回復したいと訴えています。

座波一候補「市民に耳を傾け、市民目線で声なき声を拾えるようなトップリーダーでありたい」(保守・革新の)二項対立を地方に持ち込まない、市民を一体化するような政治を行ってまいります」

一方、セクハラ問題で失職した古謝前市長は、失職後、出馬についてぎりぎりまで考えると発言し、その動向が注目されていましたが、14日午後5時の締め切りまでに立候補の届け出はありませんでした。

南城市長選挙は、15日から期日前投票がはじまり、投開票日は21日です。