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高校野球春の大会は準決勝まで終わり、夏のシードが決まりました。準々決勝では、監督の退任や強豪を破って初めての夏のシード獲得などドラマがありました。

【宜野座対嘉手納】

宜野座と嘉手納の試合は、1回、嘉手納のキャッチャー天久優斗がヒットで出塁した宜野座の1塁ランナーをけん制で刺し、強肩ぶりを発揮します。宜野座は3回に1点を先制しさらに5回、2番東成(あずまなる)がスクイズを決め追加点を奪うとこの後さらに1点を加えて逃げ切り、3対0で宜野座が10年ぶりに夏のシード権を獲得しました。

【エナジック対沖縄尚学】

エナジックは1回1アウト2塁から、セカンドへの送りバントで相手のミスを誘い先制します。沖縄尚学は7回、1アウト2・3塁から7番宮城泰成の2点タイムリーヒットで1点差に迫ります。

しかし、満塁となり逆転のチャンスを迎えますが、エナジックのキャッチャー龍山暖(はるき)が2塁ランナーをアウトにしダブルプレー。エナジックが沖縄尚学を破り、初めての夏のシード獲得です。

エナジック 新里哲弥主将「自分たちの野球ができて次に生かせるので良かった。夏の大会はぶっちぎって優勝したいとみんなで話している」

高校野球春の大会 沖縄水産上原忠監督 笑顔の退任 エナジックが沖縄尚学下す

【日本ウェルネス対沖縄水産】

2年連続の夏のシードを目指す日本ウェルネスと2年ぶりのシードを目指す沖縄水産の試合。日本ウェルネスは1点を追いかける1回、3回戦でホームランを放った3番キャプテン大濵安綺のタイムリーヒットで同点に追いつくと、6番嘉数直至木(ないき)。タイムリーヒットでこの回逆転に成功します。

試合はその後両先発ピッチャーによる投手戦に。日本ウェルネスのエース・安里大地は、味方のファインプレーにも助けられながら、2回以降はヒット2本で無失点に抑えます。

一方、背番号11をつけた沖縄水産の黒木(くろぎ)駿も打たせて取るピッチングで追加点を与えません。

沖縄水産 黒木駿選手「最後上原先生に成長した姿を見せられてよかった」

沖縄水産の上原忠監督は人事異動で南部工業高校に転任となるため、この春が最後の大会に。中部商業と糸満で合わせて4回の甲子園出場経験がある上原監督は、憧れの裁弘義監督が率いて2度の甲子園準優勝に輝いた古豪・沖縄水産高校で2016年から指導し、県大会優勝などの実績を残してきました。

「沖水」の誇りを胸に戦ってきた上原監督は1点を追いかける9回の攻撃前、選手たちを集めベンチ前で円陣を組みます。

沖縄水産 上原忠監督「みんな心を一つにしてこのイニングみんなで戦って楽しく1点を取ろうと言った」

しかし、あと一歩届かず沖縄水産はベスト8。上原監督が「沖水」のユニフォームを着て戦う最後の試合になりました。

沖縄水産 上原忠監督「低迷していた沖縄水産高校に来て生徒と一緒に白球を追いかけて楽しかったなという思い出ばかり。次の先生方・選手に期待してずっと沖縄水産のファンでい続けたい」

高校野球春の大会 沖縄水産上原忠監督 笑顔の退任 エナジックが沖縄尚学下す

沖縄水産 上原忠監督「監督は転勤になりますけど、沖縄水産高校の野球部は永遠に不滅です。あさってから沖縄一の沖水ファンとしてみんなを応援していきたい。帰ってくるんだよ。ただいまって言って甲子園に行くんだよ。何度も何度も出たユニフォームですのでただいまと言って成し遂げられなかった全国制覇を目指して頑張ってください」

沖縄水産 仲村心快主将「また夏良い結果を報告できるように頑張ります。ありがとうございました」

沖縄水産 上原忠監督「みんなの心をボールでつないでもらったということで大切に持っておきたいおじいちゃんになっても大切に持っておきます」

最後は選手たちに胴上げされ、憧れの「沖水」のユニフォームに別れを告げました。

きのうの準決勝、第1試合、興南対宜野座は両者譲らず0対0で試合が進みましたが、強い雨と雷の影響で中断し、きょう4回途中からの継続試合になりました。

興南が宜野座に2対1で勝利、エナジックが日本ウェルネスに8対0で勝利。決勝戦のカードは興南対エナジックになりました。