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先週土曜日、サッカーを通して国際交流と相互理解を図ろうと、県内のシニアサッカー連盟が韓国の選手団を招いて、今年で10年目となる交流大会を開きました。国境や言葉をこえた“おじさん達の交流”をご覧下さい!

シニアサッカー。県内には40歳以上でつくるシニアサッカーチームは14チーム。若い頃の体力はないものの、それを補うテクニックと心意気でサッカーを思いっきり楽しんでいます。

先週木曜日、韓国のシニアサッカー選手団が沖縄にやって来ました。沖縄での2年ぶりの再会に固い握手を交わします。

韓国選手団の代表は、ソウル市城北区サッカー協会の会長・全遇傑(チョン・ウークル)さん(51)。一方、出迎えたのは県シニアサッカー連盟会長の村田肇さん(59)。

「宣誓!我々40を超えるおっさんは、韓国の人々と交流を深めることを誓います!」

先週土曜日に行われた「県招待シニアサッカー交流大会」には韓国選手団1チームと、県内からは沖縄選抜を含む5チームが出場しました。

全遇傑(チョン・ウークル)会長「(沖縄の人たちと)直接やるのは1年ぶりですが、心は毎日沖縄のことを考えていました」

村田肇会長

「沖縄と韓国の文化の交流をどんどん図っていき、勝ち負けは二の次にして、本当の真の友情を築き上げるのが目的です」

韓国の全さんと、沖縄の村田さん。その二人が大会の第1試合でいきなり対戦しました。

右のボランチで出場した全さんが、軽やかな動きでボールをコントロール。往年の名プレーヤーの片鱗を見せると、負けじと右のウイングで出場した村田さんも軽やか動きを見せたいところですが、なかなか体がいうことをきかない様子。試合は韓国チームが的確なパス回しで、持ち前の組織的なプレーを展開。沖縄宮古選抜を苦しめます。

結局、4対1で韓国選抜が初戦を飾りました。

続く第2試合、韓国選抜は沖縄選抜と対戦。

沖縄選抜キャプテン・与那嶺吉勝さん「勝ち負けというよりは、お互いに友達になれるような良い試合をしたいと思います」

40代が中心となった沖縄選抜は、立ち上がりから韓国を上回る運動量でボールを支配します。そしてついに・・・。沖縄選抜が先制ゴール。

この先制点が韓国選抜に火をつけます!

後半に入ると、韓国選抜は前半とは対照的にボールを支配!何度も沖縄ゴールを脅かします。

ゲームは逃げ切った沖縄選抜が1対0で勝利。この結果、リーグ戦、韓国選抜は1勝1敗となり、惜しくも予選敗退です。しかし、互いに同じピッチの上でボールを追いかけ、汗を流し、国境を超えた交流は、沖縄と韓国の絆をさらに強くしているようでした。

全会長「(シニアサッカーは)社会には肩書きなどがあるが、ピッチの上ではそんなものは関係なく、皆平等でやれるところが面白さだ」

村田会長「必ずしも上の政治問題だけが国と国との文化じゃなくて、やっぱり市民レベルの交流というのが段階的に必要じゃないかと思っています」

卓球兄弟奮闘!小学生 卓球大会

続いて、昨日行われた小学生卓球大会です。県内各地から結集した小学生達が県の頂点を目指し戦いに挑みました。

迫力あるスマッシュに、スピード感あふれるラリー。

昨日県立武道館で行われた「小学生卓球大会」には、県内の小学校1年生から6年生までの男女合わせて100人余りが沖縄ナンバー1を目指し、熱戦を展開しました。

競技は男女それぞれ、高学年、低学年の部の二つの部に別れ、個人戦と団体戦が行われました。

兄・比嘉秀成君(10)「与那原TTの比嘉秀成です」

弟・比嘉秀充君(9)「与那原TTの比嘉秀充です」

低学年団体の部に出場した比嘉秀成君と秀充君の兄弟。同じ卓球チームに所属する二人は、日頃から良きライバルでもあります。

兄・秀成君「(意気込みは)簡単なミスをしないで試合をする事です」

弟・秀充君「(目標は)チャンスボールをミスしない事です」

団体戦に挑んだ比嘉兄弟。二人、力を合わせて勝ちあがっていきます。兄・秀成君が決めると、弟・秀充君は手を叩いて声援を送ります。二人の活躍もあって、チームは男子低学年で見事栄冠を手にしました。

兄・秀成君「(優勝おめでとうございます)ありがとうございます。(将来の夢は?)卓球のプロになることです」

弟・秀充君「とても良いプレーが出来ました。(今後の目標は?)いろんな強い人に勝ってプロになることです」

ところで、女子高学年個人の部では、大陸からやって来た少女が大きな注目を浴びました!卓球王国中国から去年、沖縄にやって来たウーティン選手(12)。

県勢を圧倒するテクニックで、一気に決勝まで駆け上がり、まさに王座に君臨したウーティン選手でした!