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敬老の日を前に、命薬スペシャルです。2004年からスタートしたこのコーナー。これまで187回、およそ200人の元気なお年寄りの長寿の秘訣を聞いてきました。きょうは2004年の6月に登場していただいた、名護市東江に住む大兼久カメさん当時98歳を再び訪ねました。

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あれか8年大兼久カメさん。今もお元気ということですが、訪ねてみましょう!

なんと105歳。今でも一人で暮らしています。

趣味が野菜作りというカメさんの庭には、オオバコやドクダミ、長命草などの薬草が植えられ、薬草の話になると止まりません。

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カメさん「オオバコがあるでしょ?オオバコがどれかがわからない?じゃー行きましょう」

カメさん「オオバコはこれですよ。沖縄ではスプイグサーっていうわけ」

おばあちゃん曰く、いつまでも元気にしてくれる薬草茶。8年前は毎日飲んでいた特性薬草茶でしたが、最近は、ちょっと違うようです。

「(前来た時、おばあちゃんの薬草茶のんだんですけど?今は?)もうー今まで飲んだから、もっと生きたら大変。いいよーって飲まなくなった」

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医者知らずの薬草の効能に、カメさん自身驚いているようです。

カメさんが薬草と出会ったのは子どものころ、風邪をひいたときに母親のムタさんが飲ませてくれたのが薬草茶でした。もともとは体が弱かったカメさん。兄弟も多く、暮らしは貧しくて、なかなか医者にいくことはできませんでした。

カメさん「乾燥させた薬草茶は飲まないけど、三食のおつゆ、おかずはあれ炊いて食べている。あんたがた食べてみる?(これ朝作ったんですか?)きょう、あんたがたがいらっしゃるというから」

カメさん「おいしくはないはずだけどよ。まず試しサー。炊いてあるから上がってよね」

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そんなカメさんの命薬は…。ニガナ、人参、長命草など自家製の薬草をふんだんに使ったお味噌汁。ちょっと苦めですが、体に優しいヘルシーメニューでした。

カメさん「私は、毎日食べてるからどうもない。(私には苦い)ニガナが入っているから、ヨモギも。なかなかこんな(薬草汁)は食べられないはずよ。これ飲んだら上等よー」

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カメさん「(Q:105年間生きた中で一番記憶に残っている思い出って何ですか?)そうねー(経験したのは)関東大震災もあったし、戦争もあったでしょ。だからよー一番思うのは何があってもいいんだけど、戦争だけはないほうがいいと思っている」

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満州事変で夫を亡くしてからずっと一人で暮らしているカメさん。

ご近所さんとの付き合いは欠かしません。この日向かったのは、月に一度楽しみにしている「公民館での集い」

「がんじゅーおばーちゃん、お元気だったですか?血圧はかりましょうね。111に68、上等ですよ。おばあちゃん上等」

なんとカメさんこのお年でボーリングにも挑戦?初めてするんですか?

カメさん「気持ちはまっすぐにやっているんだけど横にいくでしょ。だから思うようにできないわけよ。家にいるよりはみんなそろってね。ワイワイして心の慰めになるわけ」

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11月に名護市で開かれるミニボーリング大会に向けて、練習に励んでいます。

ご近所さんでも大人気の大兼久カメさん、105歳。薬草でみんなを元気にする優しさがあふれています。