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自民党の西田昌司参院議員が「ひめゆりの塔」の展示内容を「歴史の書き換え」などと発言したことについて、糸満市議会は2025年5月16日、市民への謝罪を強く求める抗議決議案を全会一致で可決しました。
西田議員は、2025年5月3日の那覇市の講演で「ひめゆりの塔」の展示内容を「歴史の書き換え」などと発言。その後の会見で発言を削除し謝罪はしたものの、発言の内容自体は「間違っていない」と主張しています。
金城幸盛糸満市議は「その証言や記録を否定・軽視する発言は沖縄戦体験者や遺族、そして市民、県民の心を深く傷つけ尊厳を踏みにじるものであり断じて容認できない」と述べました。
糸満市議会は、2025年5月16日、西田議員の一連の発言に抗議する決議案を全会一致で可決しました。
決議では西田議員に対し、あいまな記憶に基づく認識に固執せず、改めて「ひめゆり平和祈念資料館」を訪れることや、市民・県民への心からの謝罪を強く求めることが盛り込まれています。
議会では、抗議決議をなるべく早く西田議員に届けるとしています。