”めざせ甲子園”きょうは興南高校です。チームの誰よりも甲子園への思いが強かったマネージャー。その舞台が消えた時、支えてくれたのは、再び甲子園に戻ることを目指してきたキャプテンでした。

2010年に甲子園春夏連覇の偉業を成し遂げた興南。高校野球の歴史に名を刻んできた名門では今、118人の部員が練習に励んでいます。その多くが”甲子園でのプレー”を夢見て入部を決めた選手たちです。

興南黄之ホウ 選手(台湾出身)「甲子園でみんなが必死でプレーしている姿を見てこっちにきて甲子園に出たいなと思った」

めざせ甲子園!興南高校

大所帯をまとめるのがマネージャーの諸喜田真生(しょきた・まいき)くん。

去年の夏、チームの力になりたいと選手からマネージャーに転向しました。

興南諸喜田真生マネージャー「最初は決心できなかった自分が中途半端な気持ちで(マネージャーを)やってしまったらだめなので自分の中で決心した」

そんな諸喜田くんがいつも大切に持ち歩いているものがあります。

興南諸喜田真生マネージャー「この写真は親からもらった。小さい頃から高校野球が大好きで自分が小学校2年生で春のセンバツの試合を見ている写真」

それはマネージャーになることを決めた去年の夏、お母さんが送ってくれた写真。甲子園で躍動する興南ナインを食い入るように見つめる小学2年生の諸喜田くんが映っています。  

興南諸喜田真生マネージャー「この時から興南高校が大好きでこの先輩方を見て自分も興南高校に入学したいと思った。この写真は原点に戻れるというか」

たとえ選手でなくてもマネージャーとしてチームの力になって憧れの興南で甲子園へ。

写真を見て、自分を奮い立たせてきた諸喜田くん。甲子園中止の知らせは大きなショックでした。そんな彼を励ましてくれたのはキャプテンの西里くんでした。

めざせ甲子園!興南高校

興南 西里颯 主将「諸喜田も結果を受けて落ち込んでいて同じチームを引っ張る立場の人間として自分たちがこういう姿を見せたらいけないのではないかという思いがあった」

キャプテンとマネージャーとしてここまでチームを引っ張ってきた2人。練習が終わり、寮に戻っても、会話の中心はいつもチームのこと。

洗濯する2人「あした午後が雨予報」「(練習)できるかな」

西里くんが諸喜田くんを励まし続けたのは、感謝の思いからでした。

興南 西里颯主将「監督やコーチの指示を聞くのは諸喜田の役目で。それを自分に伝えてくれてそこから自分がチームに伝えるという流れでチームを引っ張っているということがあるので。諸喜田がいないとここまでやってこられなかったと思うのでとても大事な存在」

気丈に仲間を励ますキャプテン。しかし今のチームで唯一おととしの夏の甲子園でプレーした西里くんも夢の舞台への思いはとても強いものがありました。

めざせ甲子園!興南高校

興南 西里颯 主将「1年生の時に出場して自分たちの代で戻ってきたいなと強く思っていた。(甲子園がなくなって)悔しい気持ちが強かった」

そんな西里くんが悔しい気持ちを抑えながらかけてくれる励ましの言葉に諸喜田くんも応えようとしています。

興南 諸喜田真生マネージャー「(甲子園がなくなって)チームの中でも一番悔しさを持っているのは西里だと思う。西里がいなければここまでこられてなかったと思うので感謝もしている」

たとえ甲子園がなくなっても、興南の夏は終わっていない。

2年ぶりの王座奪還へ!同じ夢を追いかけた仲間たちと再び頂点を目指す!

興南 屋嘉比才輝 選手「チームで自分の力が発揮できるように頑張っていきたい」

興南 下地敦大 選手「3年生と興南全員で優勝できるように一生懸命頑張りたい」

興南 西里颯 主将「秋春と悔しい思いをしてきているので悔しい思いを夏にぶつけて良い形で終われたらと思っている」

興南諸喜田真生マネージャー「夏の大会は日々これまで2年半やってきたことをチーム全体で優勝に向かって頑張っていきたい」

「チャレンジ興南!」

めざせ甲子園!興南高校