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男子マネージャーの手には…

めざせ甲子園!4校目のきょうは本部高校です。野球をする上で大切な体作り、それを支えるのはちょっとシャイな、それでも熱い思いを持っている男子マネージャーでした。

部員18人、少ないながらもチーム一丸となって夏へと向かう本部高校。秋・春ともに1回戦で敗れ、この夏公式戦初勝利を目指すナインに、4月から大きな力が加わりました。

めざせ甲子園!(4) 本部

奥濱正先生「お前が早く行くわけ、そしたら防げる。まずやってごらん。まずやりながらやっていこう」

この春、本部高校に赴任した奥濱正先生。宜野座高校を3度甲子園へと導いた名将が野球部に部長として加入しました。

めざせ甲子園!(4) 本部

宮里優志主将「甲子園に行っている先生なので、甲子園の雰囲気もわかっていて、自分たちにいろんなことを教えてくれる。自分たちも甲子園に行きたいという気持ちも強くなって」

めざせ甲子園!(4) 本部

夢への思いも強まり、一層練習にも熱が入る選手たち。練習も多くこなせるようにと、合間の食事にも力を入れています。チームにはこの取り組みに欠かせない存在がいました

バット…ではなく包丁を巧みに操るマネージャーの兼城昌平くん。日々の練習中の食事は彼の手作り。最初は、監督とともに始めた料理ですが今ではレシピも覚え、1人で手際よく調理を進めます。

めざせ甲子園!(4) 本部

兼城昌平マネージャー「(きょうのメニューは何ですか?)麻婆豆腐です。(ちなみに料理のレパートリーは何があるんですか?)カレーと味噌汁とシチュー、チャーハンくらいです。ハンバーグも作ります」

選手たちの元気の源となっている兼城くんの手料理、そのお味は…。

「おいしいです」

部員からも好評な様子。しかし、それを聞いた兼城くん…

兼城くん「まぁいつものことですね」

宮城岳幸監督「(昌平は)非常にシャイです。あいつはツンデレというかツンツンしているんですけど、本当に沖縄一ツンツンしてるんじゃないですかね」

そんな兼城くんはカメラを向けられると…

そんなカメラマン泣かせの兼城くんですが、直向きにチームを支えるのには、ある思いがありました。

めざせ甲子園!(4) 本部

兼城マネージャー「同級生が頑張っている時に自分が何かできないかということで。3年生はだいたい本部町内から来て、仲間が多くて、小学校から一緒なので」

今の3年生はその多くが地元・本部で生まれ育った選手たち。小学校からずっと一緒にいた仲間です。その仲間を支えたいという思いから、兼城くんはマネージャーとして野球部に入りました。

宮里主将「自分たちとしても心強いですし、逆に昌平がいないと昌平の有難みもわかる時もあるので」

宮城監督「愛情は逆に一番だと思います。この子達の環境、食に関することだとか、いろんなことでサポートできているのは昌平がいてこそですので」

めざせ甲子園!(4) 本部

さらにこの代には、本部地域外からも2人が加わり仲間は11人。高校野球を通し、その絆はさらに強まりました

兼城マネージャー「同級生の存在は…なくてはならないものかなと思います。自分一人だけではできないこともたくさんありますし、仲間がいればできなかったことができるようになったりというのがあります。最後の最後まで笑顔で、みんなをサポートしていければいいと思います」

同じ時を過ごし、ともに成長した仲間たち!心も体も準備は万全!本部ナイン、パワー全開で夏に臨む!

兼城昌一郎選手「最後なので、試合で思いきり暴れようかなと思っています」

めざせ甲子園!(4) 本部

宮里主将「夏はしっかり自分たちの力を出して、しっかり一戦必勝、戦っていって優勝目指して頑張りたいと思います」

『絶対勝つぞ!よぉし!』

めざせ甲子園!(4) 本部