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Q+スポーツ部 今年も華やかなドラマ・ダイキン開幕

こんばんは、スポーツです。まずは、この週末3日間に渡って熱戦が展開された女子プロゴルフ・ダイキンオーキッドです。県勢選手がそれぞれの思いを胸に地元での開幕戦に挑みました。

今年も多くのギャラリーの目を惹きつけた日本・女子プロゴルフの開幕戦、ダイキンオーキッド。

大会ホステスプロ・諸見里しのぶや、アマチュア大会1位通過の新垣比菜をはじめ県勢はプロアマ合わせて14人が出場。それぞれのドラマを追いました。

Q+スポーツ部 今年も華やかなドラマ・ダイキン開幕

初日・二日目と、ともにアンダーで周り、気をはいたのが、比嘉真美子。去年、輝かしい成績を残し、新人賞も受賞した比嘉。その中で、このダイキンはまさかの予選落ち。しかし、それこそが比嘉の力の原点でした。

比嘉真美子「そういう悔しい気持ちがあってその後優勝できたりとかトップ10入りできた部分があったので、そういった意味では良い経験になった去年のダイキンオーキッドだったと思います。」

首位と3打差の9位タイでスタートした最終日、怒涛のバーディラッシュを見せます。この日だけで5バーディ、通算-6。惜しくも優勝には届かなかったものの、堂々の2位。今シーズンに弾みをつける開幕戦となりました。

同じく決勝に進出し復活を告げる活躍を見せたのが、今大会県勢最年長・新崎弥生。震災の影響による練習拠点の喪失や、成績不振など一度は真剣に「引退」を考えた新崎。

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しかし、そのどん底から這い上がり、去年のダイキンで復帰を果たすと、4年ぶりに決勝に進出した今年は一味も二味も違いました。

新崎弥生「去年久しぶりにフル参戦してみて今年1年は勝負の年にしたいなと思っています。」

勝負の年の幕開け、そこで新崎が見せた渾身のショットが最終日2番、パー4の第2打。

これがカップに吸い込まれ、イーグル!ダイキン自己最高26位。これからへつながる大会となりました。

新崎弥生音「本当にゴルフが楽しくて、試合が楽しくてしょうがないっていう感じがみなさんにも伝わるかなと思います。」

県勢から過去最多の8人が決勝に進んだ今大会。その一方で、この大会が、結果以上に大きな意味を持つ選手もいました。

大城美南海「地元でデビュー戦をできたということがすごい嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱいです。」

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この大会がプロデビュー戦となった大城美南海。大城は、南城市立玉城中学校の出身で地元で行われるダイキンオーキッドはプロを目指すきっかけとなった大会。

その思い入れのある大会でのプロデビュー戦には玉城中学校の現役性も応援に。さらに、娘を見守る、父・徳博さんの姿もありました。

大城美南海父・徳博さん「地元の試合に出させていただけるという、当然プレッシャーもあるかと思いますけど、あまり肩の力を入れずに頑張ってほしいですね。」

プロデビューに花を添えたい大城。しかし大会中吹き続いた風に対応しきれずショットが安定しません。リズムをつかめずスコアメイクに苦しみます。

結果は通算8オーバー、84位タイで予選敗退。それでも大城の顔には笑顔がありました。

大城美南海「あまり結果的には良くなかったんですけど、地元でデビュー戦が出来て、やっていて楽しかったしすごい嬉しいです。また来年も自分の力で戻ってこられるように頑張りたいと思います。」

大城美南海父・徳博さん「なにか見ていても昨年よりは少したくましくなったかな、というのと自分の好きなゴルフでそれを職業としてできる喜びをしっかり自分で活かしていけたらいいという感じですね。」

今年も県勢選手たちがそれぞれの思いを持って挑んだダイキンオーキッド。笑顔も悔しさも、故郷・沖縄からすべて力に変え、新たなシーズンの活躍を誓います。