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ぜんそくなど、呼吸器系の持病をお持ちの方は注意が必要です。中国の大気汚染の影響が指摘されている微小粒子状物質PM2.5の測定値が13日から上昇傾向にあるため、県では注意を呼びかけています。

県の測定によりますと、PM2.5の測定値は14日は午前8時までの平均で33.8マイクログラムと、環境基準の35マイクログラムに迫りました。

14日午後に入り、測定結果はやや下がり始めていますが、午後5時までの平均で31.7マイクログラムと依然高い状態が続いています。

PM2.5は直径が2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質のことで、ぜんそくや肺ガンなど、様々な健康被害との関連も指摘されています。

市販のマスクには花粉対策用やウイルス対策用などがありますが、PM2.5は花粉の粒子よりも小さいので、より遮断性の高いウイルス対策用のマスクの方が高い効果を得られるということです。

環境基準を超えても直ちに健康被害を及ぼすわけではありませんが、この後も高い数値が測定される可能性もあることから、県では呼吸器系に疾患があるなど、気になる人はマスクを着用する、不要の外出を控えるなど予防策をとるよう呼びかけています。