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28日の午前中から強い風と雨に見舞われた沖縄本島地方では各地で生活への影響が出ました。

草柳記者は八重瀬町で「信号が止まった交差点です。みなさん自分でいったん停止、安全確認をして、進んでいたんですが、今ようやくパトカーが到着しました」とレポートしました。

県内各地では信号機が故障したり、強風で街路樹が倒れるなどの被害が相次ぎました。消防によりますと那覇市内では28日正午過ぎ、強風にあおられ86歳と30代の女性が転倒し、軽傷を負いました。

棚原記者は「国際通りも雨風が強まっていて、いつものにぎわいはありません。こちらのお土産屋もシャッターを半分おろして、営業をしている状態です」とリポートしました。

国際通りを歩いていた人たちは「傘差さずに歩いていますが、大丈夫ですか?」との問いに「傘が壊れるので、このまま頑張りました」と答えていました。

このほか、県内では28日小中学校や高校、合わせて449校が休校になったほか、午後6時現在およそ600世帯が停電。

また空港で実近記者は「こちらは空席待ちの整理券を配布しているカウンターですが、わずかな整理券を求めて、非常に長い列ができています」とリポート。

那覇空港では羽田便や離島便など140便以上が欠航し、空港ロビーは観光客で混雑しました。観光客は「帰りたいんですけど、とりあえず、ぎりぎりまで待ってみて。予定があるので、できれば帰りたいですね」「きょうは帰れないでしょ、整理券だけもらって、これから那覇に戻ります」「今から宿泊場所を手配して、あす(空港に)出直します」と答えていました。