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犯人逮捕につなげようと、警察官が容疑者の捜査で使うための似顔絵講習会が8日に県警本部で開かれました。この似顔絵講習会は、事件の被害者や目撃者が記憶した犯人の特徴を絵で的確に表現し、犯人の逮捕につなげようと開かれました。

参加したのは絵を得意とする捜査員25人。捜査用の似顔絵は目撃者の情報だけが頼りで、講習会では警察官が目撃者と書き手にわかれ、特徴を書いていきました。そして、30分で完成した捜査用の似顔絵がこちら。太い眉に口周りの大きなシワなど犯人役の男性の特徴を非常に良くとらえています。

科学捜査研究所・安里秀明技能指導官は「情報を形にすること、言葉を形にするのはすごく難しい。(目撃者から)情報を引き出さない限りは似顔絵になりませんので、そういう意味ではコミュニケーション能力、聴き上手になることが一番のポイント」と話していました。

県警によりますと、2010年に入ってから9月までに作成した容疑者の似顔絵は149枚で、そのうち14枚が検挙に結びつく有力な情報を得るきっかけになったということで、似顔絵の効果は想像以上に高いようです。