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県の漁業調査船「図南丸」がこのほど完成し、9日、披露式典が、行われました。

「図南丸」はマグロやソデイカの資源調査などが主な役割で定員は20人で総トン数は222トンです。県の漁業調査船は戦前から「図南丸」の船名を引き継いでいて、今回完成した船で5代目となるこのことです。

新しい船では海底の水温などがリアルタイムで計測できるようになったほか、調査のために船が一点にとどまる能力が向上しました。また、乗組員の部屋が個室になり、居住性も向上し、女性用の区画も設けられたとのことです。

9日午後、糸満漁港で関係者向けの式典があり、出席者からは新しい船への期待が語られました。照屋副知事は「第5代図南丸もその名にふさわしい成果を上げ、県水産業の持続的発展に貢献できるようまい進する」と話していました。

「図南丸」は今後、マグロなどのえさになる生物の分布と海の環境の関係などについて調査していくとのことです。