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めざせ甲子園です。6回目のきょうは、3年ぶりに夏のシード権を獲得し、古豪復活を誓う沖縄水産です。その沖水、夏の原動力となっているのは二組の双子の選手でした!

古豪沖縄水産。沖縄高校野球の歴史に輝かしい実績を残すチームは1990年と91年には、夏の甲子園連続“準優勝”するなど、「沖水時代」を築いた全国に轟く名門だが、98年の春夏連続出場以降、14年間甲子園から遠ざかっている。現役の3年生でも、あの2年連続準優勝の時代には生まれていない。遠い過去の出来事だ。

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知念績仁(兄)外野手(先輩から)「甲子園の話は“行った人にしかわからないと毎日言われているのでお前達も行って欲しい”と言われています」

古豪復活を誓うチームには勝利の鍵を握る選手がいた。知念・玉寄兄弟!「兄の知念績仁です。弟の績次です。兄の玉寄諒です。弟の奨です」沖水には、双子の兄弟が二組。同じ3年生で、しかも、4人ともレギュラーメンバーは、めったにない。

大田輝(ひかり)主将「あの二組の双子の存在は大きいです」山城学監督「知念の二人はいつも元気で声をよく出してくれるし、玉寄の二人はいつもニコニコしているし癒し系というか」二組とも、身長体重もほぼ一緒。微妙なほくろの位置などで、見分けをつけるしかないのだ。

玉寄諒(兄)内野手「監督さんには一人が初球振らないと、もう一人も振らないのは何でか?と言われるので、やっぱ一緒なんだと思います」

玉寄奨(弟)外野手「(知念兄弟が)あっちが打ったら、こっち(玉寄兄弟)も燃えて絶対打ちたいな(気持ちに)はなります」

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互いに競い合う双子の活躍が牽引力となっている沖縄水産!その戦力を紹介しよう!山城学新監督の総合評価は15点。特に投打の力には自信を持つ!エースは、春の準々決勝で第3シードの浦添商業を相手に完封勝利をあげた平良拓也。切れのあるピッチングと、自慢のスライダーが武器。2番手の大田輝(ひかる)はチームのキャプテンでありながら4番を打つ、チームの要。完投能力も十分に備えたピッチャーだ。他にも左の山城や、夏に期待が集まる神山、そしてアンダースローの大川など、層の厚さも期待が高まる。

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自慢の打線は、夏のシード4校の中で2番目の打率を誇る。主軸は、3番狩俣・4番大田・5番平良と続くが、中でも大会注目のバッターは、3番の狩俣晴輝だ。1年の頃からベンチ入りするセンスタップリの鋭いバッティングは安定感も十分。軽々とボールを外野に運ぶ

狩俣晴輝(はるき)外野手「全部の試合で決定打を打てるようなバッティングがしたいです」戦力充実の沖縄水産。しかし、山城監督はまだまだ、力を出しきれていないと見ている。

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山城学監督「良いときは良い。悪いときはダメになってしまう。それも力だからそれをまず認めなさいと」「弱い部分も認めながら良い部分も認めて、自分自身と向かいあって乗り越えてみようと」

春の大会、沖水は準決勝で、沖尚に15対0の5回コールド負けそれまでの自信が揺らぐ惨敗だった。しかし、この敗北が、逆に自分と向き合うきっかけになった。

大田輝(ひかり)主将「“もう一回皆で頑張って夏に向けて皆で頑張って行こう”と言いました」自らを見つめ夏に挑む沖縄水産!夢の舞台、王座奪回へ走り出す!

玉寄奨(弟)外野手「ここ数年は甲子園から遠ざかっているので、絶対僕達が受け継ぐ勢いで頑張ります」玉寄諒(兄)内野手「(双子で野球をやれるのは)特別なことだと思っているので、絶対上まで行って甲子園めざします」

知念績仁外野手(兄)「(弟とは)小学校からずっと同じなのでこの夏にかけたいと思っています」知念績次捕手(弟)「高校野球最後なので双子二組いるチームがめったにないのでしっかり勝って上に進んでいきたいと思います」

大田輝(ひかり)主将「今まで沖縄水産は甲子園から遠ざかっていたので」大田輝(ひかり)主将「絶対僕らの時代に甲子園にいきたいと思います」

全員集合!「思いはひとつ!王座奪回!ワ〜〜〜!」

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明日はいよいよ、注目の夏の組合せ抽選会が行われます。そして、めざせ甲子園は北部農林です。

>> もっと見せたい「沖縄水産高校」