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市長は「南西諸島の防衛の形が整った」と述べた一方で、開設に反対する住民は抗議の声をあげました。

設置の準備が進められていた陸上自衛隊の石垣駐屯地が3月16日開設しました。

3月16日開設となった、陸上自衛隊石垣駐屯地では、出入り口に真新しい看板が掲げられ隊員が入っていく様子が確認できました。

自衛隊によりますと、駐屯地には警備部隊のほか、地対艦・地対空ミサイル部隊など合わせておよそ570人を配備するとしています。周辺では、開設に反対する市民が集まって抗議の声をあげていました。

石垣市役所では自衛隊の第15旅団の団長と石垣駐屯地司令が訪れ、中山市長に開設の報告を行いました。

石垣市・中山義隆市長は「奄美以南の南西諸島の防衛の形が石垣島が最後になりましたけれどもこれで形が整った」と述べました。

県外出張中の玉城知事は、駐屯地開設について「本来であれば開設の前に住民に対する十分な説明、行政に対する計画の内容などあらかじめ伝えておくべき説明をしておくべきが筋ではないかと」と述べました。

石垣市では、駐屯地開設後の2023年3月22日に住民向けの説明会を開くことになっていて、また4月2日には、開設に伴う式典が行われる予定です。