辺野古の海にブロック投入

辺野古の新基地建設予定地で7日、埋め立て工事に向けたコンクリートブロックの投入が始まりました。ブロック投下は、政府が湾内に立ち入り制限水域を設定して以来2年ぶりです。移設作業は新たな段階に入りました。

現場海上では7日の朝も早くから作業が始まり、午前9時20分過ぎ、最初のコンクリートブロックが海に投入されました。ブロックは埋め立て工事によって発生する汚れが広がるのを防ぐため、海中で広げる汚濁防止膜の重りとなるもので、1つあたり11トンから14トン、合計228個が設置されます。

県は6日に沖縄防衛局に職員を派遣し、当初の計画からコンクリートブロックの大きさなどが変更されているとして、工事を止めたうえで、説明するよう求めました。これに対し沖縄防衛局は「申請内容から変更はない」と早朝に回答し、ブロックの投入作業に入ったということです。

辺野古の海にコンクリートブロックが投下されるのは2年ぶりで、政府が湾内に立ち入り制限水域を設定して以来ですが、今回は埋め立てに直結する工事となるため、新基地建設に反対する人たちの危機感は強まっていて、現場付近に船やカヌーを出して抗議しました。

辺野古キャンプシュワブのゲート前では「(県民の声を)本当に無視して自然を破壊する形でどんどんやっていくことに、本当に『怒り』の一言」と話す人や「もう本当に怒りを覚えます。もっといろいろ検討してやればいいが、ただ沖縄ありきで済まそうということが非常に残念です」と話す人がいました。

また、那覇市内では「強行でやるのはいけないかなと。県民の意見をしっかり反映させてほしいと思いますけど」と話す人や「政府による沖縄に対する理解のなさ、はっきりいってもう差別ですよね」と話していました。

宜野湾市では「きれいな海というのは残したいというのはやっぱりあるんですけど、(移設は)やむを得ないのかな、というのは僕の中ではあります」と話す人がいた他、「また危険なものを向こうにというのもちょっとどうかなと思いはする反面、こっちにはなくっていいよな、って思うし、ちょっと複雑です」と話す人もいました。

また、ブロック投入を受け翁長知事は「そういうことはしないようにと強く申し入れてきているが、事前協議等も実質上伴わない中でこのような行為行なわれ、私からすると憤りでいっぱいであります」と話していました。