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続いては、きのう全国大会の決勝戦が行われたビーチサッカーです。第1回大会から連覇を続ける王者レキオスに、常に決勝で涙を呑んできたチーム、ソーマプライアが挑みきのう第5回大会でついに悲願を達成、歓喜に包まれました。

全国ビーチサッカー大会。北海道から九州までの各地区大会に出場した全52チームの中から勝ち上がった12チームが沖縄に終結。毎年レベルがあがるビーチの闘いは今年、前回以上に白熱。

レキオス田畑輝樹「レキオスとして4連覇なんですけど」「まずはしっかりチームでやっていきたいと思います」「優勝しますよ」

国内ビーチサッカー界で王者に君臨し続けるレキオスは東京と沖縄を拠点に2チームがあり今年は関東地区代表として東京レキオスBSが出場

ソーマプライア河原塚毅「気負いはせずに、もちろん優勝を狙っていくんですけどそんなに気負わずに、今持っている力を100%出すと」

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一方、強い決意を胸に挑むのは、沖縄代表ソーマプライアの魂、河原塚毅。ソーマプライアは、過去5回の大会で、常に決勝戦で同じ沖縄のチームレキオスに敗れ、悔し涙を流し続けたチーム。

大会には、今年12月のアジア大会での日本代表選考の視察もかねて、ラモス監督の姿もありました。

ラモス監督「ここで思いきっり代表を狙ってアピールしてくれれば嬉しい」

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初日、グループCの王者レキオスが、1次ラウンドで他チームを圧倒します。11番後藤と10番オスマールの二人を軸に総得点22点を奪いダントツで決勝トーナメントへの進出を果たすと、ソーマもやや堅さは見られたものの、コンビネーションの良さでグループBを1位通過、決勝トーナメントへ進出します。

そして迎えた決勝ラウンド。運命のホイッスルが鳴ります。試合は、個人技で飛びぬけるレキオスのシュートをソーマのGK、日本代表の照喜納が再三のファインセーブで死守します。この照喜納の活躍に応えたのが8番新垣隆!第2ピリオド、均衡を破るロングシュートでソーマが先制すると,最終第3ピリオド、開始早々に、6番上原朋也!ソーマが2点をリードしますがその4分後、レキオス11番後藤崇介(そうすけ)!が1点を返します。

ところが、きのうはレキオスがすぐさま、反転攻勢に転じます。ゴールを許したあとのキックオフで再び新垣!これが決勝点になり、最後まで集中を切らさなかったソーマプライアが初のビーチの王座につきました!優勝をサポータとともに祝った選手の顔には長かった雪辱を晴らし、悲願達成の喜びがあふれていました。

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過去5回開催されてきた沖縄大会は、今回で一区切りをつけ来年からはビーチサッカー普及のために全国各地区で開催されます。来年地元で見られないのは残念ですが、沖縄から生まれたライバルの戦いは来年も楽しみです。