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いよいよ明日、県内63校が出場し、幕を開ける高校野球沖縄県大会。

「めざせ甲子園」もきょうが最終回です。おおとり15校目は春のセンバツ甲子園に出場し、今大会の第1シード・興南高校です。

めざせ甲子園!15 第1シード〜興南〜

この夏の県大会を制し、春夏甲子園連続出場を狙う興南高校。チームは今年、62人もの1年生が入部したことから、県内最多131人の部員がいる。

我喜屋優監督「おい!丁寧に扱え!丁寧に!」

チームの指揮をとるのは、2年前、監督就任のその年に夏の甲子園に出場、そして今年の春のセンバツと古豪興南を再生させた我喜屋優監督。

選手の潜在能力を引き出す、テクニックはまさに「我喜屋マジック」

しかし、その練習方法はあくまで基本の徹底。この日も内外野の連携プレーだけを1時間あまりかけ、繰り返し、入念に行っていた。そこで、少しでも気が抜けたプレーが出ると・・・。

我喜屋優監督「ここにカットが来る必要があるか。もっと近くに寄れ!投げれなかったら外れろ!」

そして、興南の勝利を左右するのは、やはりこの男!体を内側に小さく巻き込み、溜めた力をボールの乗せるミニトルネード。

めざせ甲子園!15 第1シード〜興南〜

島袋洋奨投手「良い感じです」

このピッチングでセンバツ19奪三振の快投を演じたのが興南のエースで、県内ナンバーワンサウスポー、島袋洋奨投手だ。

島袋洋奨投手「絶対甲子園に行くという気持ちで投げます!」

エース島袋はこの夏、さらに成長!球速も142キロにアップし、変化球の切れも増した。しかし肝心なのは、そのエースをバックアップする力だ。

冨里川奨也主将「洋奨を助けられなかったというのが甲子園での大きな課題だと思っているので、夏に甲子園で同じ思いをしたくない」

春のセンバツでは、打線が島袋投手を援護できず、1回戦で負け。その悔しさを人一倍感じていたのがキャプテンで4番の冨里川選手だった。

めざせ甲子園!15 第1シード〜興南〜

我喜屋優監督「キャプテンという重圧。そして甲子園、沖縄からも海を越えて向こう(本土)からも注目されているという意味では普通の精神状態ではない。それを乗り越えてはじめて、(主将の)責任が果たせると思う」

キャプテンとして、4番として、悩む冨里川選手だったが、逆にその姿はチーム全体が一つになる大きな力となっていた。

山元弘太二塁手「今(冨里川は)悩んでいると思うんですけど、練習前、練習後は自分で自主練習したりしてやっているので、絶対結果は後から出ると思います」

夏の甲子園をめざして!興南旋風再び!

めざせ甲子園!15 第1シード〜興南〜

島袋洋奨投手「センバツでは一回戦で負けてしまったんですけど、甲子園という舞台を一回知ってしまったので、もう一回行きたいという思いがとても強く、夏には絶対県を制して甲子園にまた戻りたいと思います」

山元弘太二塁手「自分たちの納得のいく結果じゃなかったので、その甲子園に忘れ物を取りにいくという意味も込めて、夏の大会は力を出し切って終わりたい」

永山卓実捕手「一戦一戦、夏の大会頑張って、夏も甲子園に出たいと思います」

冨里川奨也主将「やっぱりあの夢の舞台に立てたことが自分たちの大きな財産なので、自分たちが沖縄で一番だという気持ちを忘れず、この夏の県予選に向けて頑張っていきたいと思っています」

「春夏連覇!最強興南!」

めざせ甲子園!15 第1シード〜興南〜

明日から始まる沖縄県大会ですがQABでは、土曜日午後5時から「速報・めざせ甲子園!」で球児たちの夏のドラマをお伝えします。お楽しみに!