※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

カエルなど両生類で感染が広がっている『ツボカビ』が県内でも確認されていたことがわかり、国や県では注意を呼びかけています。両生類に感染するツボカビは致死率90パーセント以上と強い伝染力を持っているカビの一種で、沖縄でもカエルからツボカビが見つかったことが7日に明らかになりました。

2006年12月に国内で初めて見つかり、カエルなどを扱うペットショップでは入荷を止める店舗も出始めています。ペットショップ店主の稲福昇さんは、「危機感を感じている。カエルを守るということを考えるとどうしても入荷の停止をせざるを得ないと思い、決断した」と話しています。

また、沖縄に棲息する固有種が感染し、絶滅のおそれもあることから環境省では広くツボカビの実態と感染を食い止めるための注意を呼びかけています。那覇自然環境事務所の中島慶二所長は、「基本的に人にはうつらない、カエルとか両生類の病気だということをちゃんと認識していただきたい。治療もできるということですから慌てて野外に放すとか埋めてしまうということはせずにそのまま飼い続けて」と呼びかけています。