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性の多様性について理解を深めてもらおうと名護市で行政の職員を対象に研修会が開かれました。
レインボーハートokinawa・竹内清文理事長は「私は男性に対しては、かっこいいとかいう気持ちは出るんですよね。でも女性に対して、ドキドキっていう感覚はないです。女性はお友達っていう感覚はあるんですけど」と話しました。
この研修会は、誰もが安心して暮らせる社会作りについて考えようと県が主催したもので、北部12市町村の行政関係者らが参加しました。講師を務めた竹内清文さんは、自身の恋愛対象が、男性=ゲイであることを公表し性の多様性についての啓発活動を続けています。
26歳で両親にカミングアウトし、理解してもらうことに時間がかかったと話した竹内さんは自身の体験も交えて課題や現状を説明し「多様性の尊重によって、誰もが働きやすい環境になる」と呼びかけました。
また、当事者の7割近くが悩みを抱えて「自殺を考えた」と答えたデータを示しながらとくに中学・高校時代に自死や自傷行為のリスクが高い傾向にあると指摘し「当事者の命を守るためにも、周囲の理解や相談できる環境づくりが重要」と訴えました。
県は、法律上結婚が認められない同性カップルなどを「婚姻関係に相当する」と認める県パートナーシップ・ファミリーシップ制度を2025年3月から導入しています。