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沖縄戦の記憶を次の世代へつなごうと若者を対象にした平和学習のワークショップが、那覇市の中学校で行われました。
このワークショップは、小学生から大学生を対象に沖縄戦の記憶を次世代へ継承し、平和の心をつなぐ取り組みとして県が行っています。2025年10月7日は、那覇市の松城中学校で開かれ、外部講師として登壇したホット沖縄総合研究所の翁長愛音さんが、生徒およそ220人を前に琉球処分から皇民化政策などの沖縄の歴史を時系列で解説しました。
その後、生徒には戦前・戦中・戦後に撮影された3つの写真が配られ、映し出された建物や戦艦について調べたり、グループで話し合いをするなどして、3つの時代をつなぎ合わせていました。
男子生徒は「平和学習とかって大体戦中について調べると思うんですが、戦後とか戦前とか調べたの初めてだったのでそこが印象に残りました」と話しました。
女子生徒は「戦中のこととか知れてこれからももっと色んなこと知っていって、次の世代にどんどん受け継いでいけたらいいなと思いました」と話しました。
県では、「今後もワークショップを通して1人1人が平和について考えるきっかけにしてほしい」と話しています。