続いては、バスケットボール、高校バスケの日本一を決めるウインターカップ出場をかけた県予選、きのう男女ともに準決勝が行われ、沖縄アリーナでの決勝戦のカードが決まりました。
全国の大舞台、ウインターカップまであと2勝!沖縄市の県総合運動公園体育館で行われた県予選・準決勝。女子・1つ目のカードは「西原」と「小禄」で、去年の準決勝と同じカードになりました。


去年は最大26点差をリードした小禄でしたが、第4Q 残り1秒で西原が同点に追いつき、延長戦の末、西原が大逆転勝利で決勝に進みました。悔しい思いをした小禄が、雪辱を果たすか!それとも、西原が2年連続の決勝進出か。
試合は小禄の2点リードで迎えた第2Q、西原は#11与那嶺望月(よなは・みずき)のドライブで同点に追いつきます。(18-18) 小禄は去年の悔しさを知る3年生が奮闘します。生盛みく#11が、ゴール下シュート!島袋瞳(しまぶくろ ひとみ)も3Pシュート!
3年生がチームを勢いづけ、小禄がリードを広げます。小禄の勢いは、終盤でも止まりません、3年生#14島袋綾音(しまぶくろ・あやね)が、次々とシュートを決め、第4Qだけで12得点と活躍を見せます。
果敢な攻めを見せる西原でしたが点差が縮まらず、去年のリベンジを果たした小禄、2年ぶりに決勝進出を決めました。(93-49)

小禄 屋冨祖 萌希 主将「去年の選手権で大逆転負けという大きな負けをしてからの1年」「(決勝の舞台)アリーナに立つという思いで頑張ってきた」「その思いを今日ここにすべて、ぶつけました」「優勝します!」
女子・準決勝のもう一試合は連覇を狙う「石川」と「具志川」の対戦。立ち上がり、石川はボリビアからの留学生 #12ボリーアイダラソウルが高さを活かし得点を重ねます。

対する具志川は第2Q。#14屋良穂花が2本のスリーポイントを決めるなど去年王者に食らいつきますが、石川は前からプレッシャーをかけ相手に攻撃のチャンスを与えません。序盤から大きくリードを取った石川。101対39で3年連続3回目の優勝に向け決勝進出を決めました。
石川 渡口 光 選手「自分たちのスタイルをやり通して」「ディフェンスから速攻というバスケットで」「3連覇したい」

一方、男子は沖縄水産・興南・コザ・北中城がベスト4に進み、決勝をめざして激突しました。
去年、準優勝の興南高校はコザと対戦。前半を32対34でリードを許したコザは、第3Q、久高瑛衣斗(くだか・えいと #13)が、躍動します。3Pシュートで逆転すると(35点目)今度はフローター(37点目)、そして、ドライブ!(39点目)コートを駆け巡った久高は4分間で12得点とチームを盛りあげ(46点目のベンチ)コザ、2点リードと試合をひっくり返します。

しかし、このままでは終われない興南。古謝玲也(こじゃ・れいや #5)が同点のシュートを放ちます。(53点目)お互い譲らないまま残り1分36秒、コザの伊禮海翔(いれい・かいと #17 66点目)がシュートを決め2点差としますが、興南のキャプテンの知念龍輝(ちねん・りゅうき #4)!渾身の3Pシュートで、(67点目)興南1点のリード。そして、残り9秒でドライブでシュートを決めた興南が、コザを突き放し、決勝進出を決めました。

興南#4 知念 龍輝主将「どんなに流れが悪くても」「ディフェンスを頑張って」「相手に流れを持っていかせないように頑張った」「OBたちが応援してくれた中で」「3年連続決勝に行けた」「先輩たちの分も勝ちたい」「泥臭い仕事もしてチームを引っ張りたい」
インターハイ県予選優勝「沖縄水産」には「北中城」が激突。去年、この舞台を経験してる今の3年生が中心となっている沖水は、序盤から勢いのある攻撃を展開します。
相手を圧倒した沖水!93対49で「北中城」を下し、55年ぶりに決勝の舞台に進んでいます。
沖縄水産#88 高吉 伊吹希 主将「(決勝は)競った試合になることは間違いないので」「負けないよう気持ちを前面に出して戦いたい」
