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首里城復元に伴う防災ワーキンググループの会議が2月21日に開かれ落雷によって起きる火災を防ぐために必要なシステムを正殿に取り入れることを確認しました。

首里城復元に向けて話し合いが進められている技術検討委員会のなかの防災ワーキンググループ会議では北殿や南殿が完成した時の見学順路のほか正殿を落雷による火災から守るための対策などを確認しました。

これまで正殿の屋根に設置していた「避雷針」を替えて「受雷導体」という雷を受けるシステムを龍頭棟飾の頭部に正殿の景観を損ねない形で設置することが決まりました。龍頭棟飾の輪郭や口ひげなどに影響が出ないように取り付けるということです。

また、雷を逃がす金属製の線を屋根に沿ってはわせて内部の機器などを守ることも確認されました。令和の正殿に施されるこれらの対策は3月の技術検討委員会で正式に決まる予定です。