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沼尻アナ「さぁ、つづいての特集は美優さん、事件です。今月初め、豊見城市のビーチに絶滅したはずのティラノサウルスが、大量に出現!?したそうなんですよ」

金城アナ「うわぁ、ほんとだ!なんつって。知ってますよ。いま、全国でひそかにブームになりつつあるティラノサウルスレースですよね」

沼尻アナ「な~んだ・・・その人気のイベントが沖縄にも初上陸!したんです企画したのは現役の高校生たち、レースに込めた思いとは」

するどい眼光に尖った牙!怯える子ども春のビーチに現れた、色とりどりの ”恐竜たち”肉食恐竜、ティラノサウルスです集まった数はなんと100頭以上(約120頭が集結!)

恐竜宣誓「正々堂々ときょうは人を襲わないことを誓います」

アメリカ発祥のイベント恐竜の着ぐるみを着て走る「ティラノサウルスレース」日本でも去年、人気に火がつき、今、全国あちらこちらで レースが行われています。それがついに沖縄でも開催されたのです。

現役高校生が挑戦! 沖縄初!ティラノサウルスレース

このイベントを企画したのはなんと現役の高校生たち!およそ3か月の準備期間を経て、開催にこぎつけました。

委員会「こんなして17人が集まるのは毎回できないからそこで深堀していく」

メンバーは先月卒業を終えた高校3年生の17人です

美ら島ガオガオ委員会 代表昭和薬科大付属高3年 川畑未月樹さん「県内初ということで、他県で開催されているティラノサウルスレースの楽しむイベントに加えて自分たちのオリジナリティーを出したいと思った」

委員会代表の川畑未月樹さん(かわばた みつき)県内の貧困問題改善の足がかりを作りたいそんな想いで委員会を立ち上げメンバーを集めました川畑さんの思いに賛同した仲間たちです。

川畑未月樹さん「家庭の経済的な理由によって子どもたちの将来を狭めてしまうかもしれない(それを)無くしたい改善したいということで沖縄の貧困問題に企業であったり個人だったり、参加者の方に少しでも目を向けてもらえるようなキッカケになればと企画しました」

入試や新生活への準備など、それぞれが課題と両立させながら地元沖縄のために何ができるのかを考えてきました。

実行委員「集約人数が多いからフードドライブとかも呼びかけたらみんなきっと家にあると思う要らない物とかそういうものがいっぱい集まって貢献できるんではないかと思う」

実行委員「余ってる物を少しの努力で助けられると気づいてもらえるのでは」

実行委員「養護施設の子どもも参加してくれるから養護施設で生活している子がいるってことそのものをまずは知ってもらえたらいい」

実行委員「(活動を通して)給食が食べられないから児童養護施設に行っている人もいる事実を知ったので自分が今まで知らなかったことに目を向けられたことは良かった」

現役高校生が挑戦! 沖縄初!ティラノサウルスレース

ジョイ・ステーキ那覇店 代表社員 宮里悟さん「おーーいいねこれこれはおもしろいな」

川畑未月樹さん「大人用と子ども用の2種類あるんですが今回協賛していただきたいのは子ども用の着ぐるみです」

宮里悟さん「3体お約束してお届けします」

レース実現に向けて川畑さんたちは運営費集めやPR活動にも取り組みました。

さらにこんなことも・・・

これまでもインスタやTwitterなどを活用してイベント集客を行ってきましたが さらに情報拡散を上げるために沖縄発のアイドルグループ「OBP」と、TIKTOK撮影です

川畑未月樹さん「予習してきたので恥ずかしくないように・・・」

実行委員「宣伝する力がないと思っていたのでいちばん宣伝力があるのが若者も最近は大人も使っているSNSだなと感じていて(募集開始2週間)67人で自分たちの想像外の順調さで結構すごいスピードでたくさんの人に知っていただけている」

県内で初めて開催されるティラノサウルスレースたくさんの人に笑顔を届けたい!高校生たちの思いは届くのか。この参加人数100人、いや100頭以上。しっかりと届いています。

そしていよいよ、恐竜同士の真剣勝負がスタートです。

現役高校生が挑戦! 沖縄初!ティラノサウルスレース

海風にあおられながらも砂浜を全力疾走!そのユーモラスな姿に観客は大笑いしながら声援を送っていました。

参加者女性「高校生のみなさんがこうやって盛り上げてくれてやってくれたのがすごい驚きでそれが一番で」

川畑未月樹さん「最初1組目の幼獣が走っているところを見てウルッてきました。動くことで、0から1を作り出すことが大事それをみんなでできたのが良かったです」

イベントでは県内の児童養護施設の児童らも招待イベントの収益金から経費を除いた96万円を県内の児童養護施設と、浦添市の子ども食堂などに寄付しました。

石嶺児童園 施設長 上原 祐さん「こどもたちは高校生のノリでやってきたわけではなくほんとに社会に対して自分が何ができるかそこをしっかり把握していてそしてまた実行して結果を出しているこんな人材がいるんだなと心から感動しました」

川畑未月樹さん「自分の住んでいる県内の貧困問題は深刻だけど自分たちが動けば改善に向かえるとの思いを持ちつつ過ごしていきたいです」

大盛況のうちに幕を閉じたティラノサウルスレース実行委員17人は4月からはそれぞれの道に向かって歩んでいきます。