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先週16日に陸上自衛隊の石垣駐屯地が開設されてから1週間が経とうとしています。石垣市では、まもなく市民を対象とした住民説明会が開かれる予定です。会場から中村アナが現場の様子などを中継で伝えます。

中村アナ「石垣市や沖縄防衛局、そして、石垣駐屯地が行う説明会の会場となっている「石垣市民会館」です。開設から1週間が経って開かれる今回の説明会の会場には、市民の姿がほとんどありません。さきほどは、自衛隊の配備に反対する市民団体が排水問題や住民保護などに関する公開質問状を担当者に手渡し、きょうの説明会に参加しないことを表明しました。自衛隊配備への理解が深まっているとは言い難い状況です」

中村アナ「説明会は、中山市長が駐屯地の開設を市民に報告した後、防衛局や自衛隊の担当者が駐屯地について紹介するなど自衛隊の活動内容についても説明することになっています。石垣駐屯地をめぐっては中山市長が2018年に受け入れを表明した直後に工事が始まり、市民団体が模索した住民投票が裁判に至るなど賛否が明確になっていないなかで570人の隊員が配置されました。市民にとってはまさに怒涛の5年だったといえます」

中村アナ「石垣駐屯地については来月1日に観光協会や商工会などを対象とした見学ツアーが開かれ、その翌日には開設記念式典が開かれることになっています。住民の本当の声がどこにあるのか、耳を傾けることなく自衛隊の配備ありきで、物事が進められようとしているそんな状況にも見えてしまいます。だからこそ、説明会に出ることを拒む市民が出てきているんだと思います。石垣市から中継でお伝えしました」