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沖縄県内の主要なホテルの稼働率が2022年12月にコロナ前を初めて上回ったことがわかりました。新型コロナの影響が和らぐなかで全国旅行支援が追い風になったとみられています。

日銀那覇支店は、県内の主なホテルの稼働率を経済指標の1つとして調査を続けています。2022年12月は「65.2%」でコロナ禍前にあたる2019年12月の「65.1%」を0.1ポイント上回り初めてコロナ前を超える結果になりました。新型コロナの流行と度重なる感染の再拡大で、ホテルの稼働率は大きく落ち込んでいました。

影響が和らぐなかで、旅行の需要を呼び起す全国旅行支援が後押しになったほか、修学旅行で予定通り沖縄に来た学校が多かったことが改善に寄与したということです。日銀那覇支店は今後の見通しについて「1月中旬に全国旅行支援が再開して以降、ホテルの予約は順調に伸びていて、2月のスポーツキャンプもいい影響をもたらしている」と分析しています。