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2022年12月に沖縄県内で初めて確認された高病原性鳥インフルエンザは防疫措置などが完了し1月12日に収束となる見通しです。ただ、いつやってくるかわからないウイルスに備えるため防疫措置をどうすべきか考える意見交換が開かれました。

金武町に採卵養鶏場で県内で初めて「高病原性鳥インフルエンザ」が確認されました。

発生した養鶏場では約3万羽のニワトリが殺処分されたほか発生した場所を中心に半径10km以内の農場が搬出制限区域に定められ一時、卵などを出荷できなくなる事態に陥りました。

その後、鳥インフルエンザの新たな発生は確認されていないため1月12日午前0時に収束を迎える見込みとなりました。

しかし、依然として全国で確認されていることもあり、ウイルスを媒介するとされている”渡り鳥”の飛来が県内でも確認されるなど鳥インフルエンザウイルスが再び入り込む懸念が拭えないことから防疫措置に関わった関係団体などと県が意見を交わしました。

このなかで、防疫措置を実施する際に現場と対策本部との間で情報が錯綜したなどの課題を共有したほか防疫措置に必要な資材を事前にリスト化しておくことなど必要な準備について確認しました。

県では今回の意見交換で出た内容を生かして鳥インフルエンザが入ってきて防疫措置が必要となった時に備える方針です。