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キャンプ・ハンセンで起きた新型コロナのクラスター問題について、アメリカを出る部隊が出国時にPCR検査を実施していなかったことが発覚しました。

林外務大臣は22日夜の会見で「日本の措置と整合的とはいえない運用実態、これが明らかになったところでございます。強い遺憾の意を申し入れたところでございます」と述べました。

林外務大臣は22日、キャンプ・ハンセンで感染者が発生した部隊ではワクチン接種を済ませていることを前提に、アメリカを出国する前と日本到着直後のPCR検査を省いて、入国後5日目に実施していたとアメリカ軍から説明を受けたことを明らかにしました。

在日アメリカ軍のラップ司令官は「キャンプ・ハンセンのクラスターを深刻に受け止めている。日本に入る軍人・軍属などに出国前の検査を行わせる」と林外務大臣に伝えたということです。

キャンプ・ハンセンでは22日の段階で223人のクラスターに拡大していて、アメリカ軍は陽性者の検体をアメリカに送ってゲノム解析を実施する方針です。

米軍 出国時と入国直後のPCR検査を省き入国5日目に実施