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戦後75年を迎えた「慰霊の日」の23日合唱を通じて子どもたちの心を育み平和を発信しようと名護市で活動するジュニアコーラスが平和を願う歌声を響かせました。

「六月の子守歌きみはだれ きみはどこ きみの名前はなに」

6月23日、慰霊の日ホールに響き渡る歌声。唄っているのは沖縄・名護ジュニアコーラスの子どもたち。君は誰・・・と始まるこの曲、戦争で失った名もなき小さな命への思いを綴った曲です。

Qプラスリポート 平和の歌声響けジュニアコーラス

沖縄・名護ジュニアコーラス 指導者野原樹子さん「私たちは今、六月の子守歌という歌があって六月の子守歌を通して戦争に思いを寄せることができる戦争で亡くなった子どもたち、まだ名前ももらえなかった話すこともできないうちに亡くなった子どもたちのことを思いながら戦争のことを考えることができる。それは歌詞、歌を通して考えることができる」

幼稚園から高校生までが集う 沖縄・名護ジュニアコーラスことしは新型コロナの影響で出演を予定していたコンサートや演奏の場が次々と中止。そんな中でも歌が大好きなメンバーは心のこもった楽しい動画で元気を届けてくれていました。

6月23日。この日は名護市民会館大ホールを芸術文化活動応援事業の一環で名護市が無料で提供しました。舞台も自分たちで作り、およそ3カ月ぶりに思いっきり唄う喜びをかみしめます。

沖縄・名護ジュニアコーラス 指導者野原樹子さん「戦争で亡くなった子どもたちに思いを寄せて、どれだけ苦しかったんだろうかどれだけ無念だったんだろうかそのことを想像する想像力が大事。毎年この歌詞を通して想像していく事がしっかり自分たちは生きていかないという思いにつながる」

Qプラスリポート 平和の歌声響けジュニアコーラス

子どもたちは歌詞を読み深め、詩に込められたメッセージを心に刻み平和を願う思いを歌声に乗せて届けました。

「六月の子守歌きみはだれ きみはどこ きみの夢はなに六月の光の子供たちきみたちの明日が どこか待っている」

安里日和さん(高2)「明るい明日が待っているという歌詞がある、これから私たちが戦争の悲惨さを平和な未来に向かって受け継いでいかないといけない。こうやって普通にみんなで歌うことができることは幸せなんだと感じました」

島袋葉音(中2)「戦争で亡くなった子どもたちの分も一生懸命生きようと思って歌いました」

仲村美緒(中2)「歌は世界共通なので歌を通して様々な人に気持ちを届けたい」

「六月の子守歌だからわたしは歌をうたおう夏の光の中のきみたちがその澄んだ声で おしえてくれる」

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