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世界自然遺産登録を目指している本島北部地域で、専門家による現地調査が行われています。

国頭村で現地調査を行ったのは、世界遺産委員会の諮問機関、IUCN、国際自然保護連合の専門家などです。7日は、やんばるの森林が見渡せる場所からノグチゲラやヤンバルクイナが生息する自然環境を調査しました。

世界自然遺産登録を巡ってIUCNは2018年5月、沖縄に残る自然を高く評価しながらも、本島北部にある米軍北部訓練場跡地を推薦地域に含める必要性などを指摘し、世界自然遺産登録の延期を勧告していました。

これを受けて2019年、国は世界自然遺産登録を目指し、北部訓練場跡地を推薦地域に加えましたが、そこからは不発弾が見つかっているほか、土壌からは、有害な化学物質PCBなどが検出されているなど、環境汚染が浮き彫りになっています。

本島北部での現地調査は6日までの予定です。