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辺野古環境監視委 ジュゴン死因特定を指示

死んだジュゴンに関する報告はわずか1ページでした。辺野古の新基地建設について有識者が環境保全策を指導・助言する環境監視委員会が3月28日沖縄防衛局で開かれました。

委員会では、2007年から生息状況を調査しているジュゴンのうち1頭の死亡が今帰仁漁港で確認されたことが沖縄防衛局から報告されました。

これについて委員らは、辺野古へ土砂を運搬する船の運航との関連がないかや、ジュゴンが餌となる海草を食べる古宇利島周辺で環境の変化はないかなど、原因の特定を急ぐよう要求したということです。

また、移植した絶滅危惧種のサンゴのうち4群体が、2月から今月にかけて幼生を放出したことも報告されました。

このほか沖縄防衛局は海の水の濁りを調べている測定地点のうち13カ所で濁りが基準値を超える日があったと公表したうえで、いずれも強風や波などの影響で工事の影響ではないと報告しました。