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1966年に行われた久高島最大の祭祀「イザイホウ」を記録したドキュメンタリー映画が2月から那覇市で上映されることになりました。

イザイホウは30歳から41歳の島で生まれ島に生きる女性が島を守る神職になるという12年に1度の神事で、4日間の本祭を中心に1カ月余り行われるものです。しかし、ノロの不在、後継者不足などにより1978年を最後に行われていません。

映画「イザイホウ」は映画監督の野村岳也さんが1966年に撮影したもので、長期にわたって島に滞在し、島の人たちとの深い交流から撮影が許された貴重な神事の映像が記録されています。

野村監督は「当時は、神事を公開したくないと言っていた人々がなぜ撮らせてくれたのかが、イザイホウが消え去りつつある今になってわかる。多くの人に、久高島の敬虔な神事を観てほしい。」と話していました。映画「イザイホウ」は2月28日から上映されます。