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2006年、札幌の駐屯地で訓練中に死亡したとされる沖縄県出身の陸上自衛隊員の両親が、損害賠償と真相究明を求めて国を訴えた裁判の初弁論が15日に開かれました。

県出身で、当時、札幌の真駒内駐屯地に勤務していた島袋英吉さんは2006年11月、格闘訓練中に投げ技を受けて頭を強打し死亡したとされています。島袋さんの両親は、国が安全配慮義務を怠ったとして、およそ9200万円の損害賠償を求めています。また島袋さんのろっ骨や前歯が折れるなど不審な点があったことから、真相究明を求めています。

島袋さんの父親、勉さんは「真実を言っている人、自信を持っている人は、目をそらすことはないと思います。やっぱり何か隠してます」と話しました。

国側はすでに3年の時効期間が過ぎているとして、訴えの棄却を求めています。