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40歳から74歳の国民健康保険加入者を対象におととしスタートした特定検診ですが、受診率が県の平均を下回っている那覇市では今月を受診強化月間として市民への受診を呼びかけています。

那覇市によりますと、那覇市民の特定健診受診率は、おととしが22.5%、去年が30.6%と、いずれも県の平均受診率を下回りました。今年度も8月末の段階で受診者数は6772人、受診率は11.1%にとどまっているため、今月10月を「受診率向上強化月間」として市民への早期受診を呼びかけています。

特に、那覇市民は、お腹回りや血圧、血糖脂質などではかられる、いわゆるメタボリック・シンドロームの該当者や予備軍の数が全国平均を上回っていて、特定健診の受診により生活習慣病の早期発見・早期治療、さらには医療費支出の削減にもつながると期待しています。

那覇市では、仮庁舎での臨時検診などを実施し受診率40%の目標を達成したいとしています。メタボリック・シンドロームが最も顕著なのは40代男性で、全国平均33%に対して、那覇市は2年連続45%前後。しかも、この40代男性の受診率が最も低く20%程度にとどまっています。