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県内の干潟などに広く生息するミナミコメツキガニなど3種の生物が、実はこれまで学名がついていなかった新種であることがわかりました。

琉球大学亜熱帯島嶼科学超域研究推進機構によりますと今回、新たに新種と確認されたのはミナミコメツキガニとコメツキガニそしてミナミヒメシオマネキの3種です。

このうち前に歩くことができ軍隊ガニの名前で知られるミナミコメツキガニはこれまでは、中国沿岸に生息する種と同じ種類と考えれらてきましたが、調査の結果、遺伝的、形態的に異なり新種であることがわかりました。

また本土に生息する種と同じ種と考えられてきたコメツキガニや南太平洋に広く分布していると考えられてきたミナミヒメシオマネキも、これまでついていた学名の種とは別の新種であることが判明しました。

特にミナミコメツキガニとコメツキガニは琉球列島のみに幅広く生息する新種であることが判明したかたちで、生物多様性の観点から今後注目されそうです。