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26日にキャンプハンセンで起きた大規模な山火事を受け、金武町伊芸区の行政委員会のメンバーが沖縄防衛局を訪れ、強く抗議しました。

基地に隣接する伊芸区の住民によりますと、午後1時半頃に大きな爆発があり、その後、伊芸区から600メートルの距離にまで燃え広がり、ほぼ半日燃え続きました。

27日午後沖縄防衛局を訪れた伊芸区の行政委員会のメンバーは「火災は古い爆弾の爆破処理が原因ではないか」と問い質しました。

これに対し、防衛局の真部局長は「アメリカ軍から火災原因については報告は届いていない」と述べるに留まり、再発防止に向けた対応策などは示しませんでした。

行政委員会は、アメリカ陸軍が伊芸区からおよそ1キロの距離で今月、建設を開始したライフル射撃場についても、工事の即時中止を求めました。しかし真部局長は「日米安保のための射撃訓練は不可欠」と、この要求をはっきり拒否しました。