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仕事中にアスベストを吸い込んだことが夫が死亡した原因だとして元基地従業員の遺族が4000万円の損害賠償を求める請求書を那覇防衛施設局に提出しました。21日午後、那覇防衛施設局を訪れたのは2005年69歳で亡くなった元基地従業員の遺族と担当の弁護士です。

死亡した男性は少なくとも15年に渡ってアメリカ軍基地の中でアスベストを吸い込む可能性が高い修理関係の仕事に就き、2006年、那覇労働基準監督署が男性の死亡を労災と認定しました。21日は4000万円の損害賠償金の請求書の他、死亡診断書などが施設局の担当者に手渡されました。県内での元基地従業員の賠償請求はこれが2回目で、今後、およそ1年の審査で賠償金が支払われるかが決定します。