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障害者自立支援法の問題。この法に基づく介護給付が十分でないとして、宜野湾市に住む大学生が県に2度目の再審査請求を行いました。請求を行ったのは名護市出身で、現在は宜野湾市に住む大学生大城渉さん(21)です。

大城さんは進行性の難病筋ジストロフィーで、自ら両手足を動かすことや痰を出すことができないほか、夜間は体位変換が必要なため、主治医が24時間のヘルパーの必要性を指摘しています。しかし、名護市が当初決定した夜間の介護給付時間はわずか30分で、大城さんは去年、不服申し立てを行いました。

その後も名護市は夜間の介護給付を、当初の決定に30分増えただけの1時間と決定したことから、大城さんの支援者や弁護士が再度、県に不服を申し立てました。

大城さんの代理人の岡島実弁護士は「主治医の意見書にもあるように、終日の看護がなければ身体生命に危険が生じる」と訴えています。大城さんは24時間の介護給付を求めていて、請求を受けた県は「慎重に審議したい」と回答しています。