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普天間基地の移設問題などを最大の争点とした県知事選挙が2日、告示されました。立候補の届出は午後5時までですがこれまでに新人3人が届け出を行い17日間の選挙戦がスタートしました。

任期満了に伴う県知事選挙に立候補したのは届け出順で社民、社大、民主、共産、自由連合が推薦しそうぞうが支持する前の参議院議員の糸数慶子さんと、政治団体琉球独立党党首の屋良朝助さん、自民、公明が推薦する前の県商工会議所連合会長の仲井真弘多さんの3人です。

糸数さんの出発式は那覇市銘刈の選挙事務所で行われ、民主党の菅直人代表代行や社民党の福島みずほ党首なども応援に駆けつける中糸数さんは普天間基地の県外移設に向けて全力を尽くしたいと訴えました。屋良さんは沖縄市胡屋十字路で出陣式を行いました。

琉球独立を掲げ、独自の選挙戦に挑む屋良さんは、尖閣諸島の油田開発などを挙げて有権者に支持を訴えました。

仲井真さんの出陣式は那覇市パレットくもじ前で行われ、自民や公明、経済界の支持者が大勢詰め掛ける中、仲井真さんは稲嶺県政の継承発展をアピールしました。

今回の知事選挙は、日米再編協議の最終合意を受けた普天間基地の移設問題や、高い水準で推移する失業率、経済振興などを最大の争点に争われます。有権者数は11月1日現在で104万7678人となっています。ことし最大の政治決戦となる知事選挙は11月19日に投票が行われ、即日開票で新しい知事が誕生します。