2018年3月7日 18時33分

Qプラスリポート 深刻「学童問題」を考える

さて、間もなく4月、新年度がやってきます。小学校でも入学式がやってきて、うれしい春を迎えますが、一方で働く保護者が頭を悩ますのが放課後の子どもたちの預け先です。今、学童クラブが抱える課題を取材しました。

放課後、楽しそうに学童クラブに向かう子どもたち。ですが、その子どもたちが歩いている道路には歩道はなく道一杯に車が行き交っています。

支援員「(Q怖いですね子どもたちがひかれそうになったことは?)バスも通るので大きいのが。車もスピード出してくる。」

Qプラスリポート 深刻「学童問題」を考える

那覇市さつき小学校区ある、すずのね学童クラブ。3年前、自治会を借りて開設されました。

すずのね児童クラブ金城修主任支援員「うちの校区だと学童の希望人数が多いんですが場所がないここは小禄新町自治会を使わせてもらっていますがその目の前が道路近くに公園もなくガードレールない道も通らないといけないのが課題」

子ども「(Q学童来たらまず何するの?)宿題(Q今日の宿題は?)漢字4と5」

子ども「(Q学童来たら宿題からやるお約束?)そうそうやらなくて公園行くときは(信頼ポイント)使う」

子どもたちにとって遊びも成長の1つです。急いで宿題を片付け外へ・・。しかし、公園までの道のりも支援員が常に安全に気を配らなくてはなりません。

Qプラスリポート 深刻「学童問題」を考える

金城さん「やっぱり学校の中に専用室があるのが一番ですね保護者からも要望が高いこの辺繁華街もあるのでその辺を気にされる保護者もいます」

保護者「学校内だったら安心して預けられるんですが」

保護者「(Qできれば学校の敷地内にあった方がいい?)より安心ですね」

学童いわゆる「放課後児童クラブ」は児童福祉法で市町村が設置促進に努めるよう定められています。戦後、アメリカ軍統治下にあったため本土に比べ、保育園と同じく整備が遅れた学童。

Qプラスリポート 深刻「学童問題」を考える

それは、公的な学童が全国と比べて少ないことからも見て取れます。すずのね学童のように、学校の敷地外にある民立民営の学童が圧倒的に多いのです。

南城市にある「こどもの家船越学童クラブ」。去年、学校の敷地内に建てられました。

3年前まで校区には1つも学童がなかった船越小学校。放課後を過ごすために子どもたちは毎日、送迎バスに乗って隣の校区の学童まで通っていました。

児童「大里の学童に通っていた(Qどうやって?)バスで迎えに来てもらって」

児童「(Q学校の隣に学童があってどうですか?)近いから楽」

「公立」であるメリットは子どもたちの安全面だけではありません。

こどもの家船越クラブ渡久地辰樹代表「家賃がかからない学校敷地内なので。車両を使わなくていいということで前の学童に比べると低減できている」

家賃やバスの維持費など公設では負担が減るため、その分、保育料も抑えることができます。

しかし、開設から1年たたずして新たな問題が出てきました。

Qプラスリポート 深刻「学童問題」を考える

こどもの家船越クラブ渡久地辰樹代表「一人当たり1.65平米という制度をあと2年で整備しないとならないとなると南城市も100人余りの待機が出るという現状がある」

南城市では2019年度までに離島を除く全ての小学校に学童を設置する計画ですが、船越クラブのようにすでに定員に達している学童もあります。「こどもの家船越クラブ」も近くの空き家を借り、4月から民立民営第2クラブとして運営する予定です。

子どもたちの安全性の確保はもちろん、保護者も安心して預けられる学童クラブの。早急な整備が求められています。

学童の整備には計画から設置までおよそ3年かかるといわれています。県が定める期限まであと3年。保育園と同様に待機児童対策進めてほしいですね。

qablog-mono.pngCopyright © QAB. Ryukyu Asahi Broadcasting Corporation. All rights reserved.
  No reproduction or republication without written permission.