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爆発の瞬間、土煙が高く上がり周囲に轟音が響きわたりました。

嘉手納基地で見つかった不発弾の処理が昨夜に行われ、周辺の住民が避難するとともに、国道も交通規制されました。アメリカ軍や沖縄防衛局によりますと、不発弾は、アメリカ製の500ポンド砲弾1発で、2024年4月24日、嘉手納基地北側のヘリコプター施設の建設現場で見つかりました。

常住智史記者は「午後10時半を過ぎました。ドンっという大きな爆発音とともに煙が高く上がりました」と伝えました。

アメリカ空軍の爆発物処理班が爆破による不発弾処理を行い、午後10時35分ごろ、轟音と共に大きな土煙があがりました。この不発弾処理に伴い、現場から半径480m以内に住む34世帯・66人に避難が呼びかけられました。

避難した住民は「不安になりますね。急に(連絡が)まわってきて、不発弾が出たので避難してくださいと言われて「えっ?」と思ってびっくりしました」と話しました。

夜、突然の避難の呼びかけに困惑する住民の姿も見られました。

また、交通規制も行われ、午後7時半から10時50分ごろまで、国道58号の水釜交差点から嘉手納ロータリーの間、およそ1kmにわたり、全面通行止めになりました。

木原防衛大臣は、2024年4月26日の会見で今回の処理について問われ、不発弾の発見場所が、国道や町役場など住宅地に近い場所で、また雨による土砂崩れで危険性が高まるおそれがあり早急な処理が必要だったと説明し、住民への対応について、次のように述べました。

木原防衛大臣は「住民の皆様方にはですね、そういった緊急的な避難の要請という結果につながったことについてはそれは大変申し訳なく思っておりますが」と述べました。木原防衛大臣は、謝罪した上で、地域の安全を第一としたものだと理解を求めました。