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太平洋戦争後にフィリピンに残され、2024年9月に国籍を回復した県系2世の姉妹が、2025年5月25日、沖縄の親族と現地で対面を果たしました。
5月25日、フィリピンのリナパカン島で親族と対面したのはモリネ・エスペランサさん(87)とリディアさん(85)の姉妹です。
2人の父、盛根蒲太さんは戦前に沖縄からフィリピンにわたり、1945年に戦死しています。那覇家裁は、2024年9月、姉妹の戸籍を作る「就籍」を許可し日本国籍を回復しました。2人は高齢のため来日を断念した代わりに今回、沖縄側の親族がフィリピンに出向き面会が実現しました。
2人の親族・盛根康彦さんは「僕たちのお父さんや兄弟もみんな。みんな会いたがってました」と話しました。
戦後80年がたった今も、フィリピンには日本国籍の回復を求める残留2世が49人いて、平均年齢は80歳を超えています。