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はじめは日本銀行那覇支店が発表した県内金融経済概況についてです。沖縄県内の景気は拡大基調が続いています。まず個人消費は、百貨店やスーパー、コンビニ、ドラッグストア、さらに自動車や家電の販売も堅調に推移し、緩やかに増加。観光業も好調で、2月の入域観光客数やホテルの稼働率が前年を上回り、3月のホテル稼働率は75.4%となりました。
一方で、公共投資は増加傾向にあるものの、住宅投資はやや弱含み。設備投資については、今年度は前年比3.5%の増加が見込まれています。雇用・所得の状況も改善傾向で現金給与総額は前年を上回りました。ただ、有効求人倍率は2月にやや低下しています。
物価に関しては、2月の消費者物価指数が前年比4.0%の上昇となっており、依然として高水準です。また、県内の預金・貸出残高はともに増加し、企業倒産件数も増加傾向です。那覇支店では、今後もしばらくは景気の拡大が続くとの見通しを示していますが、トランプ関税の動向など世界経済の動きも注目しながら沖縄経済を見ていかなければいけません。