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日本初の取り組みだということです。2024年、国頭村で交通事故にあい保護された国の特別天然記念物・ノグチゲラを自然に還すためのリハビリテーションルームが名護市に完成しました。

「3、2、1、オープン!」とカウントダウンしました。

この施設は国の特別天然記念物で、希少生物のノグチゲラの保全活動の推進と理解を広めようと名護市のネオパークオキナワに作られました。施設の中では、2024年11月に国頭村の県道で交通事故にあい、左の翼を骨折したオスのノグチゲラを保護しています。

ノグチゲラは動物病院で手術を受け、これまで環境省の施設でリハビリをしていましたが、放鳥に向けて、より広い施設でリハビリが必要になりました。

ネオパークオキナワ・動物管理部の飼育スタッフ&学芸員の山中隼輝さんは「(最初は)全然飛べなかったと聞いているが、それに比べると徐々に飛べるようになってきているのかなと、第一に野生に戻って元気に飛んでいる姿を見たいというのが我々の願いです」と話しました。

野生のノグチゲラのリハビリを動物園で行う取り組みは、日本では初めてで、ネオパークオキナワでは今後もノグチゲラの認知を広げ、魅力を伝えていきたいとしています。