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沖縄県宮古島市上野野原地区の伝統行事でユネスコの無形文化遺産に登録されている「サティパロウ」が2月7日に行われ、パーントゥの仮面を被った子どもや地域の女性たちが集落を練り歩いて厄を払いました。

宮古島の上野野原地区に伝わる「サティパロウ」は旧暦12月の最後の丑の日に一年の厄払いする伝統行事でユネスコの無形文化遺産に登録されています。

無病息災をもたらすとされる来訪神「パーントゥ」の面を被った男の子を先頭に頭や腰につる草を巻いた女性と子どもたちが列を作って集落を歩きました。

厄払いのかけ声「ホーイホイホーイホイ」

一行は「ホーイホイ」というかけ声とともにパーントゥを取り囲むように円を描きながら厄を払って地域の繁栄を願いました。

サティパロウの参加者「恥ずかしい…なんか嫌だなぁという気持ちは(あったが)やってみていいかなぁと思いました。頑張りました」

雨が降るあいにくの空模様となりましたが、集落の外れにある「ムスルンミ」と呼ばれる場所に到着した一行は身に着けていた衣装を脱いで「サティパロウ」を終えました。

宮古島の上野野原地区は気持ち新たに旧正月を迎えます。