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宅配大手のヤマトホールディングスは、日本航空と連携して来年4月から新たに運航する貨物専用の航空機を関係者に公開しました。

ヤマトグループの貨物専用機の導入は、時間外労働の上限規制が適用される物流業の「2024年問題」に対応するため計画されたものです。その狙いは、トラックの代替えとなるような新たな輸送手段として貨物専用機を活用し、安定的な輸送力の確保やサービス品質の維持・向上を図ろうというものです。

公開された機体は、側面に自社のマークの黒猫がペイントされていて、貨物の搭載量は最大28トンでこれは10トントラックおよそ6台分に相当します。運航は日本航空のグループ会社「スプリング・ジャパン」が担います。

ヤマトグループでは来年の夏ごろには1日13便を運航し、今後、順次、運航路線と便数を拡充しながら、最終的には21便にまで増便体制する方針です。

ヤマトホールディングスの長尾裕社長は、「将来的には、国内の新たな路線を含め、国際線についても検討していきたい」と期待を寄せました。