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大型で非常に強い台風10号は沖縄地方から遠ざかりつつありますがいまだ一部の地域では停電が続くなど影響が出ています。

大型で非常に強い台風10号は2020年9月6日午後4時には屋久島の南西約80キロにあって、1時間に約35キロの速さで北へ進んでいるとみられます。

9月6日午前3時半すぎ、最大瞬間風速50.7メートルを観測した南大東島。暴風警報は6日午前11時半ごろに解除されましたが、風になぎ倒された木が道路をふさいだり、大型トラックの車庫の柱が強風で倒れるなど被害がでています。

また北大東島では、空港の待合室が入る建物のシャッターが破損したなどの報告があったということです。

南大東島にあるスーパーの男性店員は「停電で何もできなくて大変でした。特に冷凍品などは溶けてしまって出さないことなりました」と話しました。

また南大東島の住民の女性は「返しの風が強かった。木が折れるのはすごいんですよ。なかなか折れない木だったんだけど今回折れてるってことはすごいんだなと思った」と話しました。

船越遼太郎記者は「台風の影響で島全域で停電が発生し、島唯一の信号機もついていない状態になっています」と伝えました。

沖縄電力によりますと、6日午後5時時点で、南北大東島であわせて800戸、本島北部の約470戸で停電が続いています。

台風は沖縄地方から遠ざかりつつありますが、気象台は沖縄地方では引き続き、高波に警戒するとともに強風に十分注意するよう呼びかけています。

台風10号 大東島地方に被害