県内でも感染者が先週100人を超え猛威をふるっている新型コロナウイルス。

感染者が増え続ける現在の状況についてウイルスの専門家はどうのように受け止め、そして、私たちにできる行動とは何なのか話を聞きました。

玉城知事「県内での感染者についてはここ1週間でほぼ2倍に増加し、本日100人を超える状況となりました」

先週、県内での感染者数がついに100人を超える事態となった新型コロナウイルス。先週に入り感染者が急増している県内。感染症の専門医、県立中部病院の椎木創一(しいき・そういち)医師は県内の置かれている現状をこのように話します。

新型コロナ 現在の状況をウイルスの専門家に聞く

県立中部病院 椎木創一医師「県内での流行が完全に始まっている状態だと言えます。南部那覇地域は大きな波にのまれていて、中部北部はそこまでではないにしても徐々に広がりつつあるという状態。これが今後どんどん増えていくかどうかというのは非常に注意しながら見ていかなくてはならない」

一般的な感染症が広がるペースとしては通常通りだとしたうえで県内で流行が始まっているとする椎木医師。

町龍太郎記者「患者さんでしょうか、今、防護服を着たスタッフに誘導され、ホテルの中に入っていく様子が確認できます」

感染者の増加にともない医療機関への影響が心配される中、先週金曜日県は軽症患者などを民間ホテルでの受け入れを始めました。この措置は医療機関にとって大きな役割を果たすと話します。

椎木医師「(患者には)重症の方、つまり集中治療室に入って人工呼吸器を使う方もおられれば非常に症状が軽微で病室で休んでいただくだけ、身の回りのことも含めてご自分できる方とどちらも同じように病院の資源を使う形になる。病院にはもう1つ重要な、いわゆる医療、治療をしなければいけないという人たちを受け止めることが必要なので、滞在・通過型に近い方の役割を地域のホテルなどが担ってくれるのは非常に大きな意義があると思う」

一方、県内で、家族内での二次感染の疑いも増え始めていることについて椎木医師は。

新型コロナ 現在の状況をウイルスの専門家に聞く

椎木医師「ご高齢の方とどちらかというとお若い方が同居でしている場合、ご高齢の方はあまり外に出歩かない形であったとしても若い方が外に出歩くと。そうするとその人は非常に軽症なんだけどウイルスにかかってしまう。簡単にいえば家庭に持ち込んでしまう。それが家庭内にいるほかのご高齢の方にも移してしまうということが起こりやすくなってしまう」

家族内感染を防ぐためには若い世代の行動が重要になると呼びかけ、さらなる行動の自粛が、これ以上の感染拡大を防ぐ方法だとしました。

玉城知事「ぜひあなたができることをしっかり全力でやってください。手指を洗うこと、マスクをすること、日用品や生活必需品の買い物などを除いては不要な外出をしないこと。そういうことを心がけて必ず県民ひとりひとりの思いと行動でウイルス対策を完全に行うように協力してください」