今月20日の投開票に迫った参院選挙、沖縄選挙区にはご覧の新人5人が立候補しています。
今回は、奥間亮さんが掲げる政策や、これまでの選挙戦についてお伝えします。
奥間亮候補(2日@なはーと決起大会)「所得が上がって課題という言葉が全て消え去るような明るい豊かな沖縄を作っていく、このチャレンジを皆さん一緒にさせていただけませんか!皆さん」
那覇市出身の奥間亮さん、38歳、琉球大学を卒業後、沖縄県警の警察官として勤務し、2013年には那覇市の市議会議員に初当選。12年の市議経験を経て、今回はじめて国政にチャレンジしました。
石破総裁(4日)「平和に防災に経済に、そして社会保障に、日本の財政に責任を持てる人、それが奥間亮です。どうぞみなさん力をかしてください」
1議席を争う沖縄選挙区では、2010年以来の自民党公認候補の当選をめざし本部からも連日、手厚い支援が入ります
岸田前総理「この沖縄の新しい時代、沖縄の振興においても、本当に未来に繋がる政策を訴えている。この候補者は誰なのか。これをこの選挙において、見ていただかなければなりません」
党本部からも大きな期待を受ける奥間さんが、今回掲げる政策。

奥間亮候補(3日第一声)「この離島の政策を1丁目一番地として、解決していくことが必ず沖縄全体の振興に繋がると私は確信いたしました。皆さんそうじゃないですか」
奥間さんは「離島振興」を最重要政策に位置付け「沖縄特別チャレンジ」と銘打った5つの政策では、離島の公共交通運賃の負担軽減制度をトップに掲げました。
奥間亮候補「フェリー・飛行機をさらに割引をしていく。これは離島の皆さんの、今、フェリーや飛行機も、今、既に割引があるがまだまだ高い。もっと安くしてほしいとの声を伺いましたので、さらに割引をしていく」
このほか県全体のバス運賃を1年間無料化する実証事業の実現や、高齢者など移動が困難な人に特化したタクシーの無料化、ガソリンの割引など、物価高対策を中心に、暮らしに直結する政策を打ち出しています。
知事選の前哨戦ともいわれる今回の参院選挙。選対本部長を務める島袋大県連会長は、県政奪還に向け強い思いを語ります。
島袋大県連会長「何がなんでも我々自民党においては15年ぶりの参議院の一議席の奪還なんです、この参議院を奪還しなければ来年の知事選は大変厳しい戦いになります」
奥間亮候補(5日沖縄市)「たくさんの人に声をかけてもらって、手応えを感じてますし、この勢いで頑張りたいと思います」

「現場主義」他の候補にはない警察官としての経験や市議12年の実績を武器に選挙戦を展開する奥間さん。応援に駆け付けた石破総理も、その若さと経験を強調します。
石破総裁(4日)「2050年に責任を持てるのはこの人ですから。すみません、たぶん私いません。でもこの人は2050年に責任を持てる」
一方、もう一つの争点とされる基地問題。
辺野古の新基地建設を「容認」する立場の奥間さんは、将来の基地返還跡地と那覇空港との一体的な利用を目指す構想、ゲートウェイ2050プロジェクトについて政府が掲げる2050年ではなく、戦後100年となる2045年までの達成を目指したいとしています。

奥間亮候補(4日)「米軍基地にさいなまれてきた沖縄県が、その返還後の跡地利用を平和で豊かな経済圏域にしていき、まさに名実共に自立型経済を構築し、日本経済を沖縄がリードしていく」
今回の選挙戦、ラストサンデーにあたるきのう、南風原町には本島南部の保守系の首長6人や、加藤勝信(かつのぶ)財務大臣も駆け付けました。
加藤勝信大臣(13日)「なんで沖縄は県民所得が一番低いんですか、これだけのポテンシャルがあればもっともっと上がっていく、観光の問題、インフラの問題、まさにこれからやればいくらでもできるものがたくさんある」
党本部からの手厚い支援とこれまでの実績を武器に選挙戦を展開する奥間さん、自民党として15年ぶりの1議席奪還となるか注目が集まっています。

あすも、沖縄選挙区の候補者が掲げる政策や、これまでの選挙戦についてお伝えします。
参議院選挙は、今月19日に繰上げ投票が行われる竹富町を除いて20日に投票、即日開票されます。